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利用方法


● ファイルの構成

GECPプログラムは単精度版,倍精度版,4倍精度版のサブルーチンプログラムと 各サブルーチンを手軽に利用することのできるインターフェイスで構成されています.

以下の手順では,すべてのプログラムが記述されたファイル ``CECP.f90'' を利用するものとします. なお,個別のプログラムをダウンロードすることもできます.

● 拡張子

ダウンロードしたソースプログラムの拡張子は ``.f90'' です. 処理系によっては拡張子を ``.f95'' や ``.f'' などに修正する必要があります.

● モジュールの宣言

モジュールの宣言は PROGRAM 文に続けて記述します. 大文字/小文字どちらでも構いません.

  PROGRAM TEST
  USE GECP       ! モジュールの引用
  IMPLICIT NONE
  INTEGER,PARAMETER :: N=8
         :

● サンプルプログラム

以下に連立1次方程式を LINEAR_SOLVE により解く サンプルプログラムを挙げます.

program Linear_solver_test
  use GECP
  implicit none
  real(kind(1D0)),dimension(:,:),allocatable :: A
  real(kind(1D0)),dimension(:),allocatable   :: x,b
  integer                                    :: n,i,j
  external linear_solve

  read(5,*) n
  allocate(A(n,n),x(n),b(n))

  do i=1,N
    do j=1,N
      if( i <= j ) then 
        a(i,j)=i           
      else               ! テスト用行列の作成
        a(i,j)=j
      end if
    end do
  end do
  b=0
  do i=1,n
    do j=1,n
      b(i)=b(i)+a(i,j)   ! テスト用ベクトルの作成
    end do
  end do

  x=linear_solve(A,b)

  write(6,*) 'maximum error=',maxval(abs(x-1.0D0))
  deallocate(A,x,b)
end program Linear_solver_test

● 実行可能ファイルの作成方法

GECP プログラムを翻訳しオブジェクトファイルを作成し,主プログラムから 呼び出します.通常の副プログラムと同様,主プログラムと同じファイルに まとめたり,アーカイブファイルを作成して管理することも可能です.

以下は,GECP プログラム ``CECP.f90'' と主プログラム `` main.f90'' が同じディレクトリにある場合の実行可能ファイルの作成手順例です.

・UNIXシステムでの利用例

HP, Sun, Compaq の Fortran コンパイラの多くは特にオプションを必要としません.

% f90 -c GECP.f90       ←GECPプログラムの翻訳
% f90 main.f90 GECP.o   ←実行可能ファイルの作成
作成されるオブジェクトファイル名は ``GECP.o'', モジュール名は ``gecp.mod'' または ``GECP.mod'' となります.

・富士通のUNIXシステムでの利用例

富士通のコンパイラでインターフェイス Linear_Solve を利用する場合には, モジュールを翻訳する翻訳時オプション -Am が必要です.

% frt -c -Am GECP.f90      ←GECPプログラムの翻訳
% frt -Am main.f90 GECP.o  ←実行可能ファイルの作成
作成されるオブジェクトファイル名は ``GECP.o'', モジュール名は ``gecp.mod'' となります.