渡部 善隆:
SSL IIのFortran 90インターフェイス,
九州大学大型計算機センター広報, Vol.32, No.4 (1999), pp.198-209.


Fortran 90から新たに導入された機能を用い,連立1次方程式の解・固有値・Fourier係数などを組込み関数と同様の手軽さで求めることのできる関数副プログラムを作成し,スーパーコンピュータVPP700/56上に実装しました. 関数副プログラムは内部で数値計算サブルーチンライブラリSSL IIを呼び出すため, 精度・速度ともに十分な性能が得られることが期待されます. 利用者はソースプログラムをコピーし,目的に応じて修正することができます. また,SSL II以外のサブルーチンライブラリへの差し替え, 共存も可能であり,他の計算機システムへの移植の雛型としても利用できます.

本稿ではSSL IIのFortran 90インターフェイスの概要とこれまでに作成した関数副プログラムを紹介し,インターフェイス部分に要するオーバーヘッドの実測値を示します. 12ページ.

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