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利用の手引・MSPコマンド編, 九州大学大型計算機センター, 1993年2月. 335ページ。


★注意★ PostScriptファイルの転送には注意してください。 現在、MSPコマンド編は更新していません。 利用できないコマンドも含まれています。


まえがき

本マニュアルである 『利用の手引・MSPコマンド編』は,1990年2月に発行された 『利用の手引・センターコマンド編』を加筆,修正したものです. 従来このマニュアルは『センター開発収集マニュアル』として提供されていたもので, これまでは,九州大学大型計算機センターで開発,収集したコマンドを主として掲載していました. 今回は,現在までに新規公開されたコマンドに加えて,富士通株式会社提供のTSSコマンドを一部追加しています. 従って,利用の可能性がほとんどないと思われる特殊なコマンドや, コマンドの中で使用するサブコマンドを除いて,TSS利用者が使用可能なほぼ全部のコマンドが掲載されています.

コマンドはそれ自体で一つのソフトウェアを形成しています. 本マニュアルでは,ソフトウェア紹介の意味も兼ねて,簡単なコメントを「備考」として載せています. また,専門的な用語にはできるだけ注釈をつけ,「少なくとも何をするコマンドかわかった気」になってもらうように配慮したつもりです.

コマンドの説明は,機能,入力形式,オペランドの説明,使用例,備考,参考文献 で構成されています.コマンドの中には,そのコマンドを叩くことで, 一つのシステムを起動させるもの(PFD, AIR, GRAPHMAN, MHS, etc..) が多数あり, それらはシステムが起動された後に入力可能となるいくつかのサブコマンドを駆使しなければ,機能を十分に使いこなすことは出来ません. 本マニュアルは,それら全体の使用方法は網羅していません. その場合,最低限の機能の概略を本書で把握されたのち, 参考文献に掲載された資料を参照下さるようにお願いします.

入力形式の説明は巻末のAppendix A をご覧下さい. また,UXPコマンドは掲載されていません.UXPコマンドに関しては, センター作成の『UXP/M for the Working Scientists』を参照下さい.

手引書に掲載されているコマンドの中で一番強力なコマンドは LOGON TSS CANCELコマンドとKILLコマンドおよびCANCELコマンドです. 何らかの原因で端末が全くコマンドを受け付けなくなったり, 無限ループに陥ったりした時は,慌てずにこのコマンドを打ち込んで下さい. ただし,別の端末がもう一つ必要です.使用方法は本書をご覧下さい. 次に頼りになるコマンド(?)はアテンション割込みを発生させるブレークキーです. たいていは,STOPキーやPA1キーに割当てられていますが,端末によって異なります. 向かっている端末のブレークキーが何かを把握していれば, これを連打することで,たいていREADYモードに戻ることができます. また,ブレークキーは,TERMINALコマンドで新規に割り当てることもできます. TSSコマンドを全く知らない人でも,これらの「強力」なコマンドさえ知っておけば, とりあえず安心(?)して,その他のコマンドを打ち込めるはずです.

『利用の手引・MSPコマンド編』 編集作業は,以下の者が担当しました.

研究開発部     : 島崎 眞昭,佐藤 周行,木實 新一,渡部 善隆,畑 三千代
共同利用掛     : 垣内 良子
システム運用掛 : 浦川 伸治
システム管理掛 : 山嵜 信広,平尾 耕二,肥田木 直子
ネットワーク掛 : 多久島 智 

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