Fortran 90 から新たに導入された機能を用い,連立1次方程式の解・固有値・ Fourier係数などを組込み関数と同様の手軽さで求めることのできる 関数副プログラムを作成し,スーパーコンピュータVPP700/56上で公開した. 関数副プログラムは内部で数値計算サブルーチンライブラリSSL II を呼び出すため,精度・速度ともに十分な性能が得られることが期待される. 利用者はソースプログラムをコピーし,目的に応じて修正することができる. また,SSL II以外のサブルーチンライブラリへの差し替え, 共存も可能であり,他の計算機システムへの移植の雛型としても利用できる.
本稿ではSSL IIのFortran 90インターフェイスの概要とこれまでに作成した 関数副プログラムを紹介し,インターフェイス部分に要するオーバーヘッドの 実測値を示す.7ページ.
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