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: 4.3 実行 : 4. SSHの利用 (Windows95/98) : 4.1 インストール

4.2 鍵ファイル

次に認証用のRSA鍵を用意する必要があります.ユーザ鍵データを作成するため のコマンドはTTSSHには含まれていません.鍵作成には他のWindows用SSHソフト ウェアを使用する手もありますが,UNIX計算機上で作成した鍵データをそのまま 用いる方が便利でしょう.3.5節の図10 のように,wisdom上でssh-keygenコマンドを入力して利用者鍵を生成します.パ スフレーズも必要です.

wisdomで利用する鍵と同じユーザ鍵を使うと混乱しそうなので,Windows用に別 の鍵を作成しましょう.鍵作成コマンドは同じssh-keygenで,鍵を保存するファ イルの名前を指定することで,別のファイルとして鍵データを保存できます.

図 15: ユーザ鍵の生成
wisdom% ssh-keygen -f new.my.key  ← 暗号鍵生成コマンド(鍵ファイル名指定)
Initializing random number generator...
Generating p:  .....++ (distance 76)
Generating q:  ...........++ (distance 210)
Computing the keys...
Testing the keys...
Key generation complete.
Enter passphrase: *************************** ← パスフレーズの入力
Enter the same passphrase again: *************************** ← パスフレーズの再入力
Your identification has been saved in new.my.key.
Your public key is:
1024 37 135167431811817247045297455626463143377751240485105953763812398903342954
07407074793866917645675434819153164980234652333371954680708136089551611144694790
07039283550632598314194336286786180522204291768813658171641911750589054515621984
84667807257754148220470805370117460813802194166822562607991876320091259840777 a7
0034a@wisdom  ←``wisdom''の所は後で自分の計算機名に変更する必要あり
Your public key has been saved in new.my.key.pub
wisdom % 

上記の鍵は,wisdom上で作成しているので最後の計算機名がwisdomになっていま す.計算機名の部分を,使用するWindows計算機のインターネット上の名前に変 更して下さい.次にftpなどを用いて自分のWindows計算機に2つの鍵ファイルを 持って来ます.

図 16: ユーザ鍵の複製

TTSSHでもユーザを確認するためのパスフレーズの入力が必要になります.図 16のように,wisdomのユーザ鍵を利用する場合,wisdomでの 鍵生成時に入力したパスフレーズを入力する必要があります.鍵生成時に利用し たパスフレーズを憶えておいて下さい.



平成12年1月7日