京都大学数理解析研究所・ RIMS 共同研究(公開型)として標記の公開型共同研究を開催いたします. みなさまの参加をお待ちしております. 研究代表者: 渡部 善隆 (九州大学), 研究副代表者: 田上 大助 (九州大学)
共同研究の目的・内容
社会・自然・生命現象を解明するための重要な手段のひとつである 数値シミュレーションでは, (1) 微分方程式に代表される数理モデルの導出, (2) 数理モデルを評価するための理論・技術の構築, (3) 数値計算のための離散化手法およびアルゴリズムの設計, (4) 高精度な計算結果を高速に得るための手法の開発と計算機への実装, (5) データの可視化,現実の現象との照合,計算の品質・信頼性の検証, が行われ,その一連の過程において数理学とくに数値解析学が本質的な役割を担います.
本共同研究は,上記(1)〜(5) の基盤技術である数値解析学の理論・方法・応用に携わる研究者が集い, 公開型の共同研究を行うことにより, 数値シミュレーションにおける数学の果たす役割,解決すべき課題, および今後の展望についての価値観を共有することを目的とします. 研究計画の実現により,参加者全員の研究が深化・加速するだけでなく, 新展開の手がかりとなる着想や知見を得たり, さらに「RIMS共同研究(グループ型)」をはじめとした分野横断的な 共同研究への進展も期待できます.
提供される話題は,数値解析学のいくつかの分野における現状と展望を俯瞰した基調講演・特別講演や通常の優れた研究成果に加えて, 共同研究の「触媒」となることが期待される内容や, アイデアや研究の方向性は正しいと確信するものの現時点では様々な困難から未完成のため通常の研究集会では発表を躊躇するような問題提起も積極的に受け入れたいと考えています.
- プログラム; 2017年10月27日版 (PDFファイル; 344KB)
- プログラム; 2017年10月27日版 (PDFファイル; サイズ縮小版; 176KB)
お知らせ
- 京都大学数理解析研究所における数値解析関係の研究集会
- 本共同研究は,研究協力者からの紹介・推薦を踏まえてプログラムを組み, 一般講演の募集は行わない予定です.
- 準備状況: 5/26締切で研究協力者から紹介・推薦をいただきました. 6/16締切で講演打診を行いました. 6/22に講演者の確認作業を完了し講演者一覧を掲示しました. 7/3にプログラム作成のための情報提供依頼メールを送付しました. 9/5に暫定プログラムを公開しました. 9/28に改訂プログラムを公開しました. 10/10に再改訂プログラムを公開しました. 10/19に研究協力者に座長依頼を行いました. 10/27に座長情報付きプログラムを公開しました.
- 開催期間中,京都の宿は大変混み合います.参加をご検討の方はお早めに宿を確保されることをお勧めいたします.
謝辞
本共同研究は京都大学数理解析研究所および下記の日本学術振興会・科学研究費補助金を援助を受けて開催されます.- 基盤研究(B)「関数方程式に対する精度保証付き数値計算法の展開」(課題番号: 15H03637)
- 基盤研究(C)「粒子法の数値解析へ向けた基盤技術の整備」(課題番号: 15K05002)
更新履歴
- 本ページを開設しました.[2017年4月7日]
- 謝辞を追加しました.お知らせに追記しました(以降適宜).[2017年5月30日]
- 講演予定者を追加しました.[2017年6月22日]
- 暫定プログラムを公開しました.[2017年9月5日]
- プログラムを更新しました.[2017年9月28日]
- プログラムを更新しました.[2017年10月10日]
- プログラムを更新しました.[2017年10月20日]
- プログラムを更新しました.[2017年10月27日]