公衆回線経由によるセンターおよびインターネットへの接続は,人気の高いサー ビスです.従来センターへの接続回線数はアナログ8回線,ISDN2回線であっため, 夜間は回線が混雑する場合が発生しています.そこで,今回の更新を機に新たな 端末サーバの導入と,公衆回線の増加を行います.
新たに導入される端末サーバの機種は富士通社のGP7000Fモデル200です.ホスト 名は以前のライブラリサーバと同じwisdomです.しかし旧wisdomのライブラリサー バしての役割は,電子メールの読み書きなどのメールサーバの機能しか継承しま せん.2.1節で述べたように,他のUNIXアプリケーションプロ グラムの利用は汎用UNIXサーバで行ってください.
公衆回線の増強として,ISDN回線を23回線追加します.この新しいISDN回線用の 回線制御装置としてASCEND社のMAX6000も導入します.この装置はISDN回線を最 大92回線扱うことが可能な装置です.ただし,従来のアナログ回線とISDN回線, および従来の端末サーバkyu-ts(富士通S-4/20, OS:SunOS4.1.4)は継続されます ので,以前から使われていた方は従来通りに利用することが可能です.
新端末サーバと,公衆回線の構成を図4に示します.図 4はあくまでも予定です.実際の構成とは異なる可能性もあります. ご了承下さい.